KAZU8ISM.COM

MAMAISM.COM

明るく、楽しい、家庭づくりのために

スポンサーリンク

絵本の読み聞かせはいつから始める?読んでも聞いてくれない?【お悩み全部丸っと解決!】年齢別おすすめ名作絵本

 

・うちの子は絵本の読み聞かせをしても話を聞いてくれない...。

 

・小さい頃から読み聞かせをする習慣を付けていなかったからもう手遅れ?

 

・言葉がわからないうちから読み聞かせをして本当に効果はあるの?

 

・年齢にあった絵本の選び方が分からない

 

今回はそんなお父さん、お母さんのお悩みを丸っと解決しちゃいます!

   

 

絵本の読み聞かせに最適な時期はいつ? 

 

f:id:kazu8ism:20191207222232j:plain

   

読み聞かせは生後3ヶ月、6ヶ月の0歳からがおすすめな理由

 

「絵本の読み聞かせは0歳、1歳、赤ちゃんのうちから始めるのが良いと聞くけど、まだ言葉の意味を理解出来ていないのに読む意味があるの?」

という疑問をお持ちのお母さん、お父さん。

 

意味、あります!

 

赤ちゃんたちは、言葉の意味を理解していなくてもお母さん、お父さんの優しい声を聞くだけで、心が満たされ、幸福度が高まると言われているんです。

 

このように、子どもの心を幸せでいっぱいにしてあげることが、「自己肯定感」と「他者信頼感」を育てます。

 

「話しかけるだけではだめなの?」と思う方もいるかもしれませんが、絵本を読み聞かせる事は子どもの発達に大きな影響を与えます。

また、こうして小さいうちから母親、又は父親が毎日絵本を読み聞かせることで、穏やかな赤ちゃんに成長していきますし、将来本をたくさん読む子供に育てるためには読み聞かせか一番近道なんです!

 

子供たちの幸福度が増し、更に本を読む習慣がつくなら一石二鳥ですよね。

 

(絵本を読聞かせることで得られる効果についてはこちらにまとめています。)

kazu8ism.hatenablog.com

 

うちは読み聞かせをしてこなかった...。2歳、3歳、4歳、5歳、小学生から始める読み聞かせは手遅れなの?

 

そんなことありません!!

 

確かに、赤ちゃんのころから読み聞かせを習慣化していると、早い時期から言葉の意味を理解できたり、語彙力も高まります。そのお陰で親子のコミュニケーションが円滑に進み、絆が深まるといったメリットもあります。

 

ですが、だからといって手遅れになるということはありません。

 

もう2歳だし、3歳だし....。

と、諦めて読み聞かせをしないでいるよりも、この記事を読んだ今日から絵本の読み聞かせを習慣をつけてあげましょう。

 

始めは集中力がなく、なかなか聞いてくれないかもしれません。

 

しかし、子育てにしろ、読み聞かせにしろ、根気が大切。

 

一日おき、週に1回ではなく毎日続けてみてあげて下さい。

 

大切なのは始める時期よりも「毎日続けること」

 

何事もすぐに結果が出る訳ではありません。

 

1年かけて結果が出る子もいれば、5年かけてやっと効果があったなと感じる子もいます。

 

ですから、なかなか効果を感じられないからといって、すぐに諦めないでほしいんです。

 

本をよく読む子は語彙が豊かになり理解力や表現力も伸びます。

知識が増え知的好奇心も高くなり、勉強にも圧倒的によい影響があります。 

 

大切なお子さんのためにも読まない理由はないですよね?

 

ですがやはり、「毎日読み聞かせを欠かさない!」という方はが少ないです。

 

例え生後3ヶ月から読み聞かせを始めても、始めのうちは毎日読んでいたけど、効果が出ているのかいまいち分からない。今日は疲れているから...。他にもやることがたくさんあるから...。など、様々な理由をつけて二日に一回、三日に一回と徐々に読み聞かせをする回数が減ってしまう方はは多いです。

 

確かに、それらは全てもっともな理由でしょうし、それぞれの家庭の事情もあるでしょう。

 

ですが、それらの困難もわかったうえで、それでも何とかやってほしいんです!

 

 何事もそうですが、できない理由を挙げればきりがありません。

だったらできない理由を探すのではなく、できるための方法を探してみませんか?

 

例えば「毎日決まった時間に読み聞かせをする」「時間になったアラームが鳴るようにセットしておく」など考えれば色々あります。

 

「少しストイックすぎない?」と思うかもしれませんが、絵本の読み聞かせはそれほど価値のあることなのです。

 

 うちの子は読み聞かせをしても集中力がないから最後まで話をちゃんと聞いてくれないというお悩みはこうして解決!!

 

f:id:kazu8ism:20191207222556j:plain

 

 結論から言いますとこれは「絵本の読み聞かせは寝かしつけの時間にする」。

 

これでかなり改善されます。

 

昼間はテレビがついていたり、近くにおもちゃがあったり、部屋が散らかっていたりしますし、何よりお母さんたちはやらなくてはいけないことがたくさん。

また、子供たちは日中、体力が有り余っているので、絵本を読んでもらうよりも体を動かして外で遊びたい!と思っているかもしれません。

 

ですから、これらを全部丸っと解決できるのが「寝かしつけの時間」なんです。

 

テレビは消えているし、布団の上ならすぐ手が届くところにおもちゃはありませんよね。

それに、お母さんも一日の仕事をだいたい終えて、昼間よりは心に余裕があるはず。

 

ですから、絵本の読み聞かせは子供たちが布団の中に入り、落ち着いた頃に読み始めましょう。

 

始めは落ち着きのない子も、読んでいるうちに眠たくなってきて、必ずお布団の中に入りたくなりますよ。

 

そうすればお話を聞く体勢は整いますし、いつも時間のかかる寝かしつけもスムーズに行えて一石二鳥です。

 

また、いつもバラバラの時間に読み聞かせをするのではなく、これを毎日のルーティーンとしていけば、お母さんも子供たちも自然と絵本を読む習慣がつきます。

 

是非「寝かしつけのタイミングに読み聞かせをする」を習慣にしてみて下さい。

 

年齢にあった絵本の選び方がわからない

 

「 どんな絵本を読み聞かせてあげればいいのか分からない」

「読んであげてもつまらなそうにしている」

 

こんなお悩みを持つ方は多いです。

 

そこでまず覚えておいてほしいことがあります。

 

それは大人が読ませたい絵本と、子どもが読みたい絵本は結構違うということ。

 

お父さん、お母さんは高尚なテーマを扱った本を選びがちですが、それを子供が好まないということはよくあります。

それが、上記でも書いた「読んであげてもつまらなそうにしている」というお悩みに繋がります。

そういう本でも、既に絵本をよく読んでいたり、精神年齢や理解力が高かい子はついてこられるかもしれません。

 

ですが、そうでない子にこのような絵本を読んでいる場合は、もしかすると「絵本を読む時間は退屈な時間」と感じているかもれません。

 

せっかくお母さん、お父さんが絵本の読み聞かせを習慣化していても、当の本人が苦痛に感じてしまっていたら本末転倒です。

 

そういった子には、本人が「面白い!楽しい」と感じる絵本を優先して読んであげてみて下さい。

 

その中で、大人が読ませたい本もときどき入れる、というくらいでよいと思います。

 

例えば、絵本と言えばストーリー性のある物を想像してしまいがちですが、物語の絵本を好まない子もいます。

 

それよりも自動車や飛行機、動物や昆虫、図鑑やカタログなどの本を好む子もたくさんいます。

 

そういう子にはそれを優先してあげましょう。 

 

これからの時代、好きなことも、嫌いなことも、まんべんなくできるというより、何か得意なことを一つでもいいです。これを伸ばしていけることが人生の成功に繋がると思います。

  読書の習慣がついていれば、大人になってからも読みたい本を自分で選び、どんどん読むようになります。つまり、知的好奇心を養っていくことで、自ら学び、自らをで自らの力でを伸ばしていける大人に成長するのです。

 

ですから、絵本の読み聞かせを苦痛な時間にするのではなく、子供にとって、とても楽しい時間にする必要があると私は思います。

 

次のページでは年齢別おすすめ名作絵本を紹介していきます。

 

年齢別おすすめ名作絵本

 

先ほど書いた通り、その子の好きな絵本が分からないという方は、子供ががどんな絵本を好んでいるのかを探ってあげましょう。

 

そこで今回は、年齢別におすすめの絵本をご紹介していきます。

 

【0歳児】「心地の良いリズムや言葉」、「カラフルな色や変化のある形」で描かれた絵本がおすすめ 

 

 乳児期(0〜1歳)の赤ちゃんにとって、絵本はおもちゃ。

なめたり、引っ張ったりして遊んでしまうかもしれませんが、しばらくは温かく見守ってあげましょう。

そうするうちに絵本はめくれるということに気がつくでしょう。

そうしたら、赤ちゃんを抱き寄せ絵本の読み聞かせをしてあげましょう。

お父さん、お母さんの優しい声に赤ちゃんは安心と幸せを感じます。

 

しましまぐるぐる 

赤ちゃんが注目する黒を中心に、生後6か月未満でも見やすいコントラストの強い配色にデザインしたベイビーブック。赤ちゃんが生まれながらに反応する『顔』や、反応のいいとされる『しましま』と『ぐるぐる』がいっぱいのかわいくてカラフルな絵本。 

引用元:Ehon Navi

 

いないいいないばあ

いない、いない、ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いない、いない……。

発売から50年、600万部をこえる、日本で一番売れている絵本です。(トーハンミリオンぶっく2015年版調べ)

「赤ちゃんと、どんな風にコミュニケーションとったらいいでしょうか?」こんなお問い合わせをいただくことがよくあります。

この絵本はそんな赤ちゃんとご家族にぴったりの絵本です。

「いない いない ばあ」と語りかけて一緒に楽しむことで、大人もあかちゃんも笑顔になり、心の交流を通じて親子の信頼を深めるきっかけになります。

そんな読者の皆さんの体験や信頼が口コミで広がり、支持され続けてきた絵本です。

引用元:Ehon Navi

 

だるまさんが 

 

だ・る・ま・さ・ん・が・・・・ページをめくって、あらら!びっくり!大わらい!声にだして読んでたのしい、見てたのしい、とってもキュートなファーストブックです。

引用元:Ehon Nabi

 

【1歳児におすすめ】言葉は分からなくてもまねっこしたり、指差ししてみたり。好奇心旺盛なこの時期におすすめな絵本はこちら!

 

1歳になると心が成長し、自立したいという気持ち(自我)が芽生えてきます。

何でも自分でやりたがったり、「自分の物」という理解が進むので、自分の使っていたおもちゃを友達に貸してあげるのを嫌がったりします。

そして上記のような上手くできないこと、伝えられないことに苛立ち、ぐずって泣いて癇癪を起すのがこの時期の特徴です。

早い子だとイヤイヤ期に突入することもあります。

更には人見知りや後追い。お母さんたちはお世話が大変になったと感じ、イライラしてしまうことも増えるかもしれません。

しかし、こういったちょっと困った行動も順調に心が成長してる証です。  

お子さんとうまくコミュニケーションをとり、楽しい子育て生活を送りましょう。

 

れいぞうこ 

表紙のれいぞうこのドアを開けると、中にはおいしそうなものがいっぱい。

「ぎゅうにゅうさーん」と呼ぶと、「はーい」とぎゅうにゅうさんがとびだしてきます。

呼びかけと答え、リズミカルな擬音語をくりかえし、最後はできあがったおいしいごはんを「いただきまーす」。

親子で一緒に楽しめる、初めての読み聞かせにぴったりの赤ちゃん絵本です。 

引用元:Ehon Nabi

  

どんどこももんちゃん 

 

思わず「うちの子に似てる!」と言いたくなる、愛らしいおかおの赤ちゃんがももんちゃん。

この絵本の主人公です。

どんどこどんどこ、どんどこどんどこ。 ももんちゃんは急いでどこかに向かっています。

どんどこどんどこ、どんどこどんどこ。 ひとりで橋を渡り、坂道をのぼり、やっとたどり着いた山の上では大きなくまさんがとおせんぼ。

すると、「どーーん!」 ももんちゃんはくまさんを投げ飛ばし、ひたすらどんどこ進みます 。

「どちっ」あら、たいへん!ころんで頭をぶつけちゃった。

でも、ぐっとがまん。 ももんちゃんが急いで先でまっていたのは…?

最後は「そうだったのね」と誰もがにっこり安心。

簡潔で大胆な展開と、声に出して気持ちのいいリズミカルな言葉に乗って、あっという間に最後のシーンまでひきこまれてしまうママにも赤ちゃんにも大人気の「ももんちゃん あそぼう」シリーズの代表作品です。

ももんちゃんの人気の秘密は、繰り返し読めば読むほど楽しくて、読めば読むほどももんちゃんが可愛くなってしまうところ。

理由はたくさんあるのでしょう。

豊かな表情、ユーモラスなお話、個性的なキャラクターのおともだち、言葉の響き…。

でも、一番の魅力はやっぱりももんちゃんの明るさとたくましさ。

読んでいるママがスカッとするほど力強いのです。

いつだって不安と隣合わせのママには、とっても効果的。

いつの間にか表情だって明るくしてくれます。

そんなママに読んでもらう「ももんちゃんの世界」。

子どもたちにとっても、きっと嬉しくてたまらない時間のはずです。 

引用元:Ehon Navi

 

ぎゅっ 

 

お散歩している子ザルのジョジョ。

ゾウやカメレオン、ヘビなど、いろんな動物が「ぎゅっ」っとハグしているのを見ているうちに、だんだんさみしくなってきました。

「ぼくもママと『ぎゅっ』したい!」 そんなジョジョのために、ゾウさんが一緒にママを探してくれることになりました。

ジョジョはママと会って、「ぎゅっ」できるかな……?

この絵本のすごいところは、全てのストーリーを、ほとんど「ぎゅっ」という言葉だけで展開していくというところです。

「ぎゅっ」という言葉だけでなぜ物語が伝わるかというと、ジョジョをはじめとする動物たちの「表情」が語ってくれているから。

楽しそうにみんなのハグを見ているジョジョ、でもだんだんとその表情が曇ってきて、とうとう泣き出してしまいます。

心配そうに見つめる動物たち。そんな感情の移り変わりが、余計な言葉はなくても素直に入り込んできます。

赤ちゃんは、身近な人の表情を真似ながら脳を発達させると言われています。ページをめくるごとに変化していくジョジョの表情から、どんなことを感じ、吸収していくのでしょうか。

小さな子には「おさるさん、さみしそうだねぇ」、少し大きくなると「これってどんな気持ちなのかなぁ?」、もっと大きな子には「どうしてこんなお顔してるんだろう?」などと声をかけながら読んでいくと、親子でいろんな発見があるかもしれません。 

引用元:Ehon Navi

 

【2歳児におすすめの絵本】 イヤイヤ期真っただ中!言葉を理解し、おしゃべりも上手になってくるこの時期におすすめの絵本はこちら

 

個人差はありますが、2歳になると、身体的な成長は緩やかになりますが、心や脳はめざましく発達します。

二語文で会話ができたり、歩けるようになったり、手先が器用になり粘度遊びや、積み木遊びができるようになったりと、できることが増えて好奇心は益々旺盛に。

よって、1歳の時以上に自我が芽生え、なんでも自分でやりたい、母親の言うことを聞かない、やりたいことが思うようにできず癇癪を起こしてしまうなど、ちょっと困った行動を起こしてしまうのがこの時期。

これが俗にいう「イヤイヤ期」「第一次反抗期」 です。

 

イヤイヤ期の対応って難しいですよね。

疲れやストレスを溜め込んでしまうお母さんは少なくありません。

しかし、辛いのはお母さんだけではありません。

そうした自我の芽生えに、お子さま自身も戸惑っていたり、どうしていいか分からないでいる時期でもあるということを、お母さん、お父さんはは理解してあげましょう。

「こうして一つひとつ変化したり学んだりして、成長していくんだな」と少し大きな視点をもって見守ってあげることも大切です。

 

辛い時期を一緒に乗り越えていくからこそ産まれる親子の絆もあります。

大変かもしれませんが、イヤイヤ期の乗り越え方をうまく探して、楽しい子育て生活を送ってほしいと思います。 

 

わにわにのおふろ

出てくるワニは強面だし、絵は木版画でちょっと不気味。

それとは逆に出てくる「わにわに」の行動はとっても愛らしい。

そのギャップがどうしてかすごく笑えちゃう!

親子で読んで笑顔になれる絵本です。

娘が2歳の頃に買ったのですが、台詞を殆ど暗記してしまうほどこの絵本が大好きで、4歳になった今でもよくこの絵本を読んでいます。

「うりうりうりうり おーいぇーい」

「ぷーぷーららら ぷーららら」

など、リズミカルで子供がまねっこしやすい台詞がたくさん盛り込まれています。 

買ったら絶対好きになる!何度も読み返したくなる!そんな絵本です。

( 「わにわにのおでかけ」「わにわにのごちそう」など、他にもわにわにシリーズは何作か出ているのでそちらもおすすめです。)

 

おたすけこびと

「はい、しょうちしました。」 そう言って画面に登場するのはたくさんの小人達と、「はたらく車」オールスターズ! ショベルカー、クレーン車、ブルドーザーにミキサー車・・・。

それだけで車好きっ子の心はそわそわ。

何が始まるの?

はたらく車総動員で、ちいさな小人たちはもくもくと働きます。

すくい上げたり、運んだり、吊るしたり。かきまぜたり、ながしたり。

あれ、でもかきませているのは何だか見たことある物だぞ?

ここで子ども達の胸は期待で膨らみます。

そして向かうクライマックス。

出来上がったものは思いもかけない素敵なもの!

ヒントはあなたも子どもも大好きなもの。

わくわくしてしまうもの。

そしておたんじょうび!

乗り物絵本かな?と油断しているとちょっとたまげてしまいますよ。

読めば読むほどワクワクしてくる、とっても夢のあるお話ですよね。

なんてったって、子ども達にとってはトリプル(!?)の喜びがあるんですから。   

引用元:Ehon Navi

 

パンどうぞ 

  

表紙にはきつねいろのクリームパン。

静かですが思わず触れたくなるような存在感があります。

絵本を開くと、黒ごまののったあんぱんがひとつ。

「あんぱん どうぞ」 ぱくっと食べると、中のあんこがのぞきます。

表面の焼き色、齧ってほろっとほぐれた生地。

絵の、あまりの「あんぱん」らしさに、見ているだけで、口の中に甘味が広がってくるような・・・。

ロールパン、ジャムパン、クリームパンにカレーパン、みんな知っているポピュラーなパンが「どうぞ」と順に出てきます。

しっとりした表面の舌触りや、ひんやりしたクリーム、ザクザクッとした食感。

ああ、あそこのパン屋さんのあの味・・!

なんて、見た人の、パンの記憶をひきだしてしまう、この素晴らしいパンの絵は、なんと浮世絵の手法で摺られた木版画なんだそう!

手がけているのは、彦坂木版工房の彦坂有紀さんと、もりといずみさん。

「木版画はその時の気温や湿度によって、色ののり方が変わります。パンもその日の気温や湿度によってふくらみが変わります。木版画特有の色ムラをおさえてなめらかに摺ると、しっとりとしたバターロールが現れ、木目を強調して摺ると、かりかりのフランスパンができあがります。」

木版画が、こんなにも完璧な「パン」になってしまうなんて。

目で見て味わうパン、どうぞ絵本を手に取って、めしあがれ! 

引用元:Ehon Navi

  

おでかけのまえに

 

「ばんざい はれた、はれた!」 目が覚めたばかりのあやこは大喜び。

今日は日曜日。

ピクニックに行く日なのです。

朝ごはんを食べながら、あやこはいい事を思いつきます。

「おかあさん、みて! わたし おべんとうを つめてあげたの」 それから、お父さんのお手伝いだってします。

「この ばっぐ、しめてあげようっと……」 さらにさらに、お気に入りの服にお着がえして鏡を見ていたあやこは、 「もっと きれいにしてみよう……」 あらあら、あやちゃん大変!!

お出かけの準備で忙しく動き回るお母さんとお父さんの前で、思いもよらぬ光景が次から次へと繰り広げられるのです。

お弁当はぐちゃぐちゃ、お父さんのバッグから荷物が溢れ出て、あやちゃんのお顔がお化粧だらけになり、あげくに…!?

見ているだけで、「キーーッ」となりそうなこの状況。

だけど、絵本の中のお父さんもお母さんも怒りません。

優しく対応してあげます。

それは、あやちゃんが自分で出来ることを一生懸命やろうとしてるってことを知っているから。

あやこの無邪気な仕草や表情、それを見守る両親の優しい眼差し、物語の中から作者の子どもたちに対する姿勢を感じることができます。

上機嫌のあやちゃん。

嬉しい気持ちのままで出発することができて、良かったね!  

引用元:Ehon Navi

 

【3歳児におすすめの名作絵本】 なぜ?どうして?おしゃべりがとまらない!?そんな時期はこちらの絵本!

3歳頃になるとほとんどの子供たちが保育園か幼稚園に通いはじめ、人間関係がぐっと広がっていきます。

この時期の子供たちは、言葉の理解が深まってくるので、おしゃべりがだいすき!

伝えることが上手になることで癇癪を起こすことも少なくなります。

また、物の名前や、その仕組みについて理解しようとする「知識欲」が強くなるので、「なぜ?」「どうして?」「これは何?」など、お父さん、お母さんに質問が止まらないこともしばしば。

だからこそ、この時期の読み聞かせはとっても大切。

絵本のストーリーを理解し、疑問に思ったことはお母さんと一緒に調べてみる。

いよいよ絵本の世界を存分に楽しめる年齢がきたわけです!

 

おおきくなるっていうことは (作)中川ひろたか(絵) 村上康成

2歳が3歳になって、4歳になって… どんどん大きくなる子どもたちに向かって、私たち大人は言わずにはいられません。

「おおきくなったね」 でも、子どもたちはどう感じているのかな。

おおきくなるって、どういうことなのかな。

この絵本は、一緒に考えてくれます。

「おおきくなるっていくことは…」 洋服が小さくなるってこと。

新しい歯がはえてくること。

あんまり泣かないこと、高いところに登れること。

それから、それから。

小さい子どもたちの毎日は「おおきくなる」喜びでいっぱい!

だけど、園長先生は言います。

「おおきくなるっていうことは  じぶんより ちいさなひとが  おおきくなるってこと」 それって、どういうことなのかな?

ピーマン村シリーズの中でも、特に進学・卒園の時期に人気のこの絵本。

保育士でもあった中川ひろたかさんが投げかける一つ一つの言葉は、小さな子どもたちが自分たちでも考えられるように優しくわかりやすいのです。

そして、そのシンプルな言葉に心情をのせてくれるのが村上康成さんの絵と構成。

熱い気持ちには体温を感じる背景色、未知の世界へ飛び出していくかのような場面には、白の背景を。

読んでいる人たちが思い思いに気持ちを映していきます。

ところで、おおきくなるっていうのは、どういうことなのか。

大人だって一緒に考えたくなる一大テーマなのかもしれません。

読んだあとも、絵本を大切にとっておいてくださいね。  

引用元:Ehon Navi 

 

おばけのてんぷら  (作・絵)せなけいこ

「おばけのてんぷら」、なんて気になるひびきなのでしょう。

おばけのてんぷら……つめたいのかな?やわらかいのかな?

せなけいこさんの人気のロングセラー絵本。

想像をめぐらせて楽しんだ記憶が今も残っています。

さてお話は、食べることが大好きなうさこが、こねこくんのお弁当に入っているてんぷらを見つけるところから始まります。

なんておいしそうなのでしょう。

うさこはさっそく自分でもつくってみることにしました。

お買い物にいって材料を揃え、野菜を切って、ころもをつくって、野菜にころもをつけて……熱い油でじゃーっとあげる。

我慢できなくて、あげたてのてんぷらを食べながらたくさん作ります。

すると、おいしいにおいに誘われて、山のおばけがうさこの家にやってきた。

うさこに見つからないように、ちょろちょろ飛び回りながらてんぷらのつまみぐい。

「あー、おいしい!おいしい!」 そのとき、大変!

おばけがあやまってころもの中にぽちゃーん! おばけ、だいじょうぶかな!?

くいしんぼうで、楽天的、小さなことなんて気にしない主人公のうさこ。

無防備でおっちょこちょいのおばけ。

そんなチャーミングな登場人物のおかげで、どの場面も可笑しくてどんどん読み進めてしまいます。

「ああおいしい。てんぷらってだーいすき。」

大人になった今も、うさこに共感してやまない私なのです。

引用元:Ehon Navi 

 

ねずみくんのチョッキ (作)なかえよしを(絵)上野紀子

 

おかあさんがあんでくれた赤いチョッキ。

「ぴったり にあうでしょう」 ねずみくんはうれしそうに言います。

いいチョッキです。

すると、あひるくんがやってきて言うのです。

「ちょっと きせてよ」 そうやってあひるくんがチョッキを着ていると、今度はさるくんが言います。

「ちょっと きせてよ」 さらにあしかくん、ライオンくん・・・・次々に動物がやってきてねずみくんの赤いチョッキを着るのです。

あれれ、チョッキはだいじょうぶなのかな?

小さくて可愛いねずみくんの、ちょっぴり自慢気な表情から始まるこの絵本。

「ねずみくんのチョッキをきる」というくり返しだけなのに、姿も大きさも違う個性的な動物たちが登場するたびに子どもたちはドキドキしながら次のページを見守ります。

みんなチョッキがきれてうれしそう。

でも、なんかちょっとへん? ねずみくんの大切な赤いチョッキ、最後はどうなっちゃうのかな?

『ねずみくんのチョッキ』は1974年に誕生して以来、ずっと子どもたちに愛されて続けているロングセラー絵本です。

緑色のわくに囲まれた画面、モノクロで描かれたねずみくんや動物たち、絵を見ているだけでも伝わってくるストーリー、そして予測のつかない最後の場面。

どの部分をとっても印象的なので、記憶に残っているお父さんやお母さんも多いでしょうね。

ユーモアと優しさにあふれた「ねずみくんの絵本」の世界。

この後もたくさんの続刊が出ています。

絵本をひらけばいつでもそこにいるねずみくん、子どもたちみんなのおともだちですね。 

引用元:Ehon Navi

 

【4歳、5歳、6歳におすすめの名作絵本】心も体も成長してきたお兄ちゃん、お姉ちゃんたちにおすすめの絵本はこちら!

 

この頃になると、もうおしゃべりはお手の物。

自分の気持ちをきちんと文章にし、相手に伝えることができます。

女の子は特に、言語習得能力が高いとされているので、急に大人びた言葉使いをしてみたり、お母さんの話し方をそっくりそのまま真似っこしてみたり。(いわゆるおませさんの登場です)

また、言い訳や口答えを覚える時期でもあるので、お母さん、お父さんのコミュニケーション力が試される時でもあります。

そんな時におすすめなのが、やっぱり絵本の読み聞かせ。

絵本を通して子供と会話をしたり、読み合いっこしてみましょう。

お母さん自身も一旦心をリセットして、ゆったりした気持ちで読んであげて下さいね。

例えば、お子さんが内容について気になることがあると逐一質問してきたり、登場人物のまねをしてばかりで、全然話を聞いてくれない。

そんなと時は、「やめてね」と子供を突き放すのではなく、読み聞かせを一旦中断して、質問に答えたり、登場人物になりきらせてあげると、自己肯定感も育まれますよ。

 

おしっこちょっぴりもれたろう

 

おしっこがちょっぴりもれちゃう男の子が冒険に出かけるお話。

途中で出会う「はいてもはいても靴下がずれちゃう男の子」「下着の袖が上着の中でしわしわになっちゃう女の子」「奥に詰まった鼻くそがなかなかとれない男の子」

みんな外から見えないけれど、いろいろな悩みを抱えている。

子供から大人まで「わかわるわかる〜」が止まりません。

「くすっ」と笑えるシュールな絵本です。 

絵本作家のヨシタケシンスケさんが描く「おしっこちょっぴりもれたろう」は、全国の絵本屋さんがおススメしたい新刊絵本を選ぶ「MOE 絵本屋さん大賞2018」で1位を獲得しています。

他にも「もうぬげない」や「なつみはなんにでもなれる」など、色々なシリーズが出ていますが、私的にはその中でもこちらの作品が一番おすすめ!

 

おおかみのおなかのなかで

 

この絵本のはじまりは、なかなか衝撃的です。

ねずみが、おおかみにぱくっと食べられてしまうのです。 主人公なのに!

でも実は、面白いのはここから。

真っ暗なお腹の中でおうおう泣いていると、誰かいる。

見ると、パジャマを着てベッドに入って寝ていたらしい、あひるです。

驚くねずみをよそに、あひるはあっという間に朝食の支度を整えます。(お腹の中で、ですよ)

「ようこそ わがやへ。  ぱくっと くわれたけど、  べつに どうってこと ないし」

なんでしょう、このカラッとした感じ。

そしてあひるの言う通り、おおかみのおなかの暮らしは意外と悪くないのです!

必要なものはおおかみに飲み込んでもらえばいいし、何よりおおかみは森では無敵。 安全なのです。

ふたりいれば、退屈だってしない。

ところが、ある日。 そんなおおかみの天敵がやってきます。 かりゅうどです。

おおかみ、大ピンチ!

その時、あひるとねずみのとった行動は……?

まさに予測のつかない展開の繰り返し。

あひるが何を言い出すのか、おおかみがどんな行動をおこすのか。

結局ねずみはどうするのか。

そりゃあそうですよね、最初の設定から想定外なのですから。

だけど物語のクライマックスはやってきます。

「おりゃーーっ!」 あまりに愛らしく、それでいて健気で、ユーモラス。

ちょっと涙が出てくるくらい。

世界中で大人気の絵本作家マック・バーネット&ジョン・クラッセンのゴールデンコンビによる最新作を、なかがわちひろさんによる軽快な翻訳で。

大爆笑の連続に「これぞ絵本の醍醐味!」と幸せな気持ちになってしまうのは子どもたちだけではないはずですよ。  

引用元:Ehon Navi 

 

きょうはなんのひ?

ある朝、まみこは玄関で歌を歌って学校へ行きます。

「おかあさん、きょうはなんのひだかしってるの?しーらないの、しらないの、しらなきゃ かいだん 三だんめ」

おかあさんは階段の三段目に手紙を見つけます。

「ケーキのはこを ごらんなさい」 まみこがおかあさんに仕掛けた手紙探し遊び。

おかあさんは次々に手紙を見つけ、さらに会社にいるお父さんのポケットにも手紙が入っています。

お父さんとお母さんの結婚記念日。

この手紙遊びには素敵な結末が待っています。 

引用元:Ehon Navi

 

手ぶくろをかいに 

狐の親子の住んでいる森に冬がやってきました。

母ぎつねは冷たくなった子ぎつねの手にあう毛糸の手袋を買ってやろうと思います。

でも昔、町へ出かけたときの怖い出来事を思い出して足が進まなくなった母ぎつねは、しかたなく、子ぎつねをひとりで町へ行かすことに。

人間に悟られないように、子ぎつねの片手を人間の子供の手に変え、お店に行ったら必ず人間の手のほうを差し出して、この手にちょうどいい手袋ちょうだいと言うように言い聞かせますが、こんばんは、と戸を開いた帽子屋の光がまばゆくて、きつねは反対の手――きつねの手を出してしまいます。

人間は恐い、と思いながらも子ぎつねを町へ送り出した母ぎつねの気持ち、ドキドキしながら買い物をする子ぎつねの気持ち、おやおやきつねだな、と思いながらもちゃんと対応してあげる帽子屋さんの気持ち、それぞれの心情がよく伝わってきます。

美しい日本語と柔らかなイラストがあいまって、素敵な温かさを感じることができます。

新美南吉の文章は声に出して読んで心地よく、黒井健のイラストは美しく幻想的です。

日本の誇る、名作中の名作。

ふと気持ちが寒くなってしまった冬の日に、心を暖めてくれる、本棚に揃えておきたい一冊です。 

引用元:Ehon Navi

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

読書を身につけることは一生宝です。

 

この機会にあなたも読み聞かせを習慣化してみてはいかがですか?

 

きっと子供の将来に大きな影響を与えますよ。