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冷凍冷蔵庫の上手な利用方法

 

どの家庭にもある冷凍冷蔵庫ですが、

上手に使いこなせている人は意外に少ないのではないでしょうか。

独特の嫌な匂いも、保存の仕方一つで解消されます。

庫内の温度を保つために、熱いものは完全に冷ましてから入れる。

食品を詰めすぎない。

扉は開けたままにしない。

この三点に気をつけるようにしましょう。

 

パーシャル室( −3度前後 )

 

常に−3度を保ち、冷凍でも冷蔵でもない微冷凍の状態で食品を保存します。

冷凍にように堅く凍らず、細胞を傷つけないので美味しさや栄養をそのまま保ち、

特に肉、魚の保存や解凍に最適です。

従来の冷蔵室では1〜2日間しか持たなかった肉が、

ここでは5日間ぐらいは新鮮な状態を保つことが出来ます。

 

チルド室( 0度前後 )

 

主にチーズ、生クリーム、ヨーグルトなどの乳製品や、

ハム、ソーセージ、かまぼこなどの練り物製品の保存に向いた場所です。

保存期間は、ハム、ソーセージで5〜7日間が目安です。

チルド室で肉や魚を保存する場合は、3〜4日間を目安にしましょう。

 

冷凍室( −18度以下 )

 

食品を低温で凍らせ、長期保存する事が出来ます。

上手にホームフリージングすれば食品を無駄なく美味しく使い切る事が出来ます。

ポイントは冷凍室内の温度変化を少なくする事。

頻繁に扉を開閉したり、食品を何度も出し入れしたりすると、

温度差から霜が付きやすくなり、霜が食品の品質を低下させます。

最近では、室内の温度を一定に保つ温度調節機能が付いた機種や、

−40〜50度の急速冷凍で食品をより良い状態で冷凍出来るものもあります。

 

冷蔵室( 6度前後 )

冷蔵室は、あくまでも食品を一時的に保存する為の場所です。

また、食品を冷やす場所と考えましょう。

使っている冷蔵庫はどこが一番冷えるのか、

(庫内を見ると、冷気の出てくる場所があるのでその辺り)

を知って、より冷やしたいものそうでないものなど、

食品の入れ替えをすると良いです。

但し、どの冷蔵庫も扉の棚は冷えにくいうえに、

扉の開閉により温度が変化しやすいので、

温度の影響が少ない卵やジャム、飲み物や調味料を入れるようにしましょう。

庫内の温度を一定に保つ為、熱いものは完全に冷ましてから入れるようにしましょう。

 

野菜室( 8度前後 )

 

野菜は、日ごとに鮮度が落ちていきます。

少しでも新鮮さを保つ為に、一手間かけてから野菜室に入れるようにしましょう。

乾燥を嫌う野菜は水洗いをし、汚れを落とすと同時に水分を補給します。

腐らせないように、水気を切ったあと野菜専用の保存袋やポリ袋に入れて、

水分の蒸発と、直接冷気に当たるのを防ぎます。

根付きの三つ葉や、貝割れ菜などは根をつけたまま袋に入れます。

基本的にはどの野菜も、畑に植わっていた状態に近い状態で

野菜室に入れるようにしましょう。

よく使う野菜の保存方法をご紹介します。

保存期間はいずれも4〜5日間が目安です。

 

・ネ ギ

 

青い葉と白い茎の部分に切り分けて保存しましょう。

 

・青 菜

 

葉や根元を丁寧に洗ってから、ペーパータオルや布巾で痛めないように

優しく押さえつけて水気を取ってから保存しましょう。

 

・大 根 

 

葉を切り離し、大根は野菜専用の保存袋かポリ袋に入れて保存します。

葉の部分は、ラップに包んでから野菜室に入れます。

また、大根は先の方から使うようにします。

葉は、炒め物や汁の実として1〜2日のうちに利用しましょう。

 

・キャベツ

 

芯の部分に、包丁の先でザクッと深さ3〜5センチの切り込みを入れます。

周りを洗い、切り込みに流し入れます。

表面を布巾で拭き、切り込みを下にしてキャベツを強く振り、

切り込みの中の水気をしっかり切ってから保存します。

適当な水分によって、最後までみずみずしい状態を保つ事が出来ます。

 

野菜室に入れる必要のない野菜

 

芋類、玉ねぎ、ごぼうなどの根菜類や切っていないかぼちゃなどは、

野菜室に入れる必要はありません。

但し、4〜6月頃の芽が出やすいじゃがいもや玉ねぎは、

野菜専用の保存袋やポリ袋に入れて野菜室に入れます。

そうする事で2週間程度はもちます。

上記の野菜類も、切ったり、皮をむいたり、泥を落としたものは、

ラップに包んで野菜室に入れましょう。

早めに使います。

果物は食べる為に冷やす以外は野菜室に入れない方が良いです。

果物から出るエチレンガスによって、野菜の痛みが早まってしまいます。

但し、傷みやすい苺や、ぶどうは、ポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。

 

食品は密閉容器に移して匂いをカット。

 

冷蔵庫の匂いは汚れなどの他、買ってきたものを

そのまま庫内へ入れることによっても発生します。

発泡スチロールやプラスチックの容器に入って売られている食品は、

密閉されているようでも匂いは外へもれています。

こういった容器は、運ぶ為のものとして考え、冷蔵庫へ入れる時は

密閉容器や冷蔵用又は冷凍用パックに移し替えましょう。

こうする事で、匂いをカットし、ある程度の酸化を防ぐ事が出来ます。

残ったおかずも、密閉容器かパックに入れて冷蔵庫で保存しましょう。

パックは洗えば数回は使う事が出来るので、何度もラップをかけるよりも

グンと経済的で、匂いも確実に防ぐ事が出来ます。

 

・脱臭剤を使うなら

 

もしも匂いが出てしまったら、脱臭剤を利用します。

脱臭剤は冷気の吹き出し口の側に置くと効果的です。

活性炭入りのものは、固まってしまうと効果が薄れるので

気が付いた時に振るようにしましょう。

使い始めた年月日を書き、使用期間を過ぎたら直ぐに取り替えるようにしましょう。

 

2〜3ヶ月に一度は冷蔵庫の大掃除をしましょう

 

こぼれた調味料や肉汁は、その都度堅く絞った布巾で拭き取りましょう。

又、ドアのパッキング部分や取っ手などもこまめに拭き掃除をしましょう。

日頃の手入れが、しつこい匂いや汚れを予防します。

そして、2〜3ヶ月に一度は、庫内の整理整頓を兼ねて大掃除をしましょう。

まず、新聞紙を広げ、冷蔵庫から食品を取り出して並べます。

容器に付く水滴は新聞紙が吸収します。

いらない食品は思い切って処分してしまいましょう。

堅く絞った布巾で庫内を綺麗に拭き、細かい部分は古い歯ブラシを使って

徹底的に汚れを落としましょう。

最後にもう一度布巾に消毒用アルコールのエタノールを、

少量染み込ませて拭き殺菌します。

特にカビやすいパッキング部分は念入りにしましょう。

エタノールは発揮性なので、乾拭きする必要がありません。

調味料などの容器も一拭きし、手早く冷蔵庫に戻します。