ふっくら美味しいご飯を炊く方法
普段何気なく炊いているご飯。
少しの手間とポイントで普段のご飯が美味しくなります。
米を洗う
① 大きめのボールに、米を正確に計り入れ、
蛇口からたっぷりの水を一気に注ぎ、ざっと一混ぜします。
② ボールを傾けて水を流します。
この時、米が流れ出てしまわないよう手を添えましょう。
米は吸収が早いので、手早く水を変えることが大切です。
③ 本来米は「とぐ」方が米糠が落ちやすいですが、
米の分量が少ない場合は、米がまとまらないのでとぎにくいです。
そこで、このような場合は、「洗う」ようにしましょう。
まず、指を広げてシャッシャッシャとリズミカルにかき混ぜます。
時々米を掴むようにすると、米同士が擦れ合って糠が落ちやすいです。
④ 水を一気に注いで一混ぜします
⑤ ボールの縁に手を添えて傾け、水が少し残るぐらいまで流します。
③〜⑤を3〜4回繰り返しましょう。
⑥ 白く濁った水が徐々に澄んできたら水を流し、
更にもう一度水を加え、ザルにあげて水を切りましょう。
米を炊く
⑦ 炊飯器に移して水を分量の目盛りまで入れ30〜60分程置いて水を吸収させる。
充分に吸収させると、米のしんまで水を含み、ふっくらと炊き上がります。
⑧ スイッチを入れ炊きます。
炊き上がったら10分程蒸らします。
蓋を開け、水で濡らしたしゃもじを内窯の周りにぐるりと差入れ、
上下を返しながら切るように混ぜます。
内にこもった余分な水分を飛ばすようにすると、
ご飯がべたつかず、さらりと仕上がります。
補足:多めの米の場合は手のひらを使って「とぐ」
3合以上の米を炊く場合は、手のひらを使ってしっかり米をこすり合わせる昔な
がらの「とぐ」という方法で糠を落としましょう。
米を、向こう側からすくい寄せ、手の平でギュッと押すようにして米と米を擦り
合わせリズミカルに3〜4回繰り返します。
次に、たっぷりの水を注いで一混ぜし、水を流します。
これを3〜4回、水が濁らなくなるまで繰り返しましょう。
お米の買い方
どの品種でも精米したてが一番美味しいので、
商品の回転が良いお店を選ぶようにしましょう。
そこで必ず精米年月日をチェックします。
大抵米の袋に印刷されています。
また、こまめに少量ずつ買い求め、あまり長く保存しておかないのも
美味しいご飯のポイントです。
2〜3人の家族であれば、2キロずつ買い求めるのが良いでしょう。
近頃は様々な銘柄米が出回っていますが、
ブランドに惑わされず自分の舌で食べ比べて確かめてみましょう。
お米の保存方法
米は夏期で2週間、冬期で1ヶ月程度が保存期間の目安です。
湿気の強い梅雨から夏にかけては、厚手のビニール袋に入れ、
冷蔵庫の野菜室で保存するのが一番安心です。
また、米を入れる容器は、湿気り易い紙箱や段ボール箱は避け
蓋の出来るものにしましょう。
清潔に、そして乾燥させておくのも忘れずに。
容器に古い米が残っていたり、
糠が付いていると新しい米が不味くなる原因となります。
そして、湿気や、水気のない冷暗所に置いて保存しましょう。
注意したいのが買ってきた袋のまま湿気の多い場所に放
置してしまわない事。
米の袋には通気の為に小さな穴が空いています。
そこから湿気が入り込み、カビが発生してしまう事もあります。